チュートリアルの徳井さんの設立した個人会社「チューリップ」が東京国税局から所得隠し・申告漏れの指摘を受けていることが判明しました。
その額は2018年までの7年間で1億2000万円にものぼります。
「あれ、そもそも徳井さんって吉本興業の芸人じゃないの?」「個人会社チューリップって?」と、思われた方もいると思います。筆者もそう思っていました。その辺りも解説していきます。
まず、「チューリップ」についてですが、徳井さんは芸人としての報酬を吉本興業から直接ではなくこの「チューリップ」を経由して受け取っています。
「どうしてこういった面倒なことをするのだろう?」と、思われて当然ですがもちろんこれには理由があります。お金のためです。
ざっくりですが個人での所得税では最大45%かかるのに対して法人での所得では23%ほどで済みます。徳井さんの報酬がいくらなのかは分かりませんのでどれだけ節税できているかはなんともいえませんが高収入であることは疑う余地がありませんので、半分くらいはおそらくできているのでしょう。
上述の理由で、徳井さんはわざわざ個人会社を設立しています。
ただし、この行為は徳井さんだけではなく多くの芸能人やスポーツ選手も行っており犯罪行為には該当しません。
肝心なのはここからです。
報道では所得隠しと取りざたされていますが、今回焦点となったのは徳井さんが私的な 旅行、洋服、アクセサリーの代金を必要経費と して計上していたことです。
これを税務署が指摘したのです。
徳井さんをかばうなら、経費に対する勉強が不足していて勘違いしていた。
そのため、勘違いをして結果的に所得隠し・申告漏れという結果になってしまった。
といったところでしょうか?
個人的には故意ではなく勘違いであると思いたいです。
報道関係者の話では、徳井さんは税理士もつけていなかったようですので、つけてさえいれば税務調査の前に気づけた可能性は高かったという意見もあります。
芸人や芸能人による犯罪が昨今大変流行していますから、残念ではありますがすでに収録済みの番組の徳井さんの出演シーンのカットなども考えられるでしょう。
吉本興行問題からまだ数カ月だというのにホントに次から次へとというかんじですね。
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