大手牛丼チェーンの松屋が新メニューを開発しました。その名もシュクメルリ鍋定食です。思わず舌を噛みそうな日本人にとっては何とも覚えにくい名前ですが、いったいどこの国の料理なのでしょうか?そして、いったいどんな味がするのでしょうか?解説していきたいと思います。2019年の12月から一部店舗で2020年1月から全店舗で販売が開始されています。
シュクルメリはどこの国の料理かと申しますと、「ジョージア」という国の料理です。アメリカのジョージア州ではないので注意してください。「ジョージア」は昔の呼び方で今は「グルジア」と呼ばれています。「グルジア」と聞いてもだいたいの人は場所が分かりませんよね。地図でいうとここです。

北をロシア、南をトルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、西を黒海に面した位置にあります。東ヨーロッパと中東の分岐点といったところでしょうか。
グルジアの紹介はこれくらいにして、そもそもなぜ松屋は日本人にとってなじみのないグルジアの料理に目を付けたのでしょうか?実はグルジアは地理的な理由もありいろいろな地域の料理が交じり合い、その結果日本人の味覚に合った料理が存在するというのです。
今回発売を開始したシュクメルリは「にんにくを美味しく食べるのに最高の料理」だそうで、見た目はホワイトソースを使ったシチューとほぼ変わらないのですが、その中にチーズ、鶏もも、サツマイモを大きめに切って煮込んだものです。にんにくたっぷりのシチューというのが日本人にとってはあまりなじみがないので、ひょっとすると大ヒットするかもしれません。とりあえず読者の皆様の中で、にんにく大好きという人は1回はチャレンジしてみるべきです。筆者はにんにくが苦手なので紹介することしかできないのが残念です。
すでに試してみた友人の話でスト、ふつうシチューだけではご飯がなかなか進みませんが、シュクメルリだとにんにくの力もあってごはんが進むみたいです。

コメント