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トランプ大統領 デンマークとの外交はグリーンランド目当て?

greenland 政治・経済

トランプ大統領がまたまた物議を醸すツイートをしてくれた。

8月20日(火)夜、訪問を予定していたデンマークに対し「グリーンランドを売ってくれないなら訪問を延期する」とツイートしているのだ。
驚くべきことに「デンマークは米大統領の訪問を受ける準備が整っている! パートナーであり同盟国、友人だ」とほんの数時間前にサンズ駐デンマーク米大使がツイートしたばかりだった。。
せっかく現地で関係を築いている大使の顔に思いっきり泥を塗ってくれたトランプ大統領、大使つらいですね。
大使は今後どんな顔して外交を続けたらよいのでしょうか。

これに対してデンマーク側の反応はどうだろう?
フレデリクセン首相は「デンマークは売り物でない」ときっぱり切り捨てた。
さらにはトランプ大統領のツイートはデンマークの政治家、国民ひいては北欧のノルウェー、アイスランド、スウェーデンを含むスカンディナビア全域からから非難されている。

トランプ大統領のツイートを受けてスウェーデンの元首相・元外務大臣であるカール・ビルト氏は
「もはや笑っていいのか、泣いていいのか分からない」と、
コメントした。 全くその通りである。

デンマークなどの小国にとって、小国だからこそアメリカ大統領の訪問は重要であり、それを物語るかの如くデンマーク政府は警察と軍総出でトランプ大統領を受けれ入れる準備をしていたのだ。
デンマーク国営局はその様子を大々的に報じている。
しかも今回の訪問ではマルグレーテ王女との会見も予定されていたのだ。
比較するのが適切かどうかは分からないが日本の天皇に当たる人なのだろう。

グリーンランドの歴史について軽く触れておくと
10世紀にアイスランドのエイリークによって発見されアイスランド領となる。
13世紀にはノルウェー王国の支配を受けるが、
14世紀からはデンマーク王国がノルウェー王国を支配するようになったことに伴いグリーンランドもデンマーク領となった。
20世紀にナチス軍に占領されることがあったが、戦後はデンマーク領として認められ今日に至る。

トランプ大統領がデンマークを欲しがる理由は大きく2つ考えられる。ロシアと中国を意識した軍事的理由と天然資源だ。
軍事的理由は今回は触れないことにして、天然資源に注目してみよう。
天然資源の中でも近年グリーンランドの鉱物資源に注目が集まっている。
というのもグリーンランドはこれまで鉱物資源が埋蔵されていることは分かっていたが採掘が困難であった。
理由は簡単、分厚い氷に覆われていてからである。
しかし、周知のとおり温暖化の影響を受けて氷が溶けだすのと引き換えに採掘する側には有利となっている。
そう考えるとトランプ大統領が目を付けるのも理にかなっている。
それから、温暖化はグリーンランドで生活する漁師たちにも影響を与えている。
温暖化の影響で寒い地方では生活できない魚が南から上がってくるようになったというのだ。
興味のある方はこの記事読んでみてください。
グリーンランド、凍らぬ海の下に眠る宝 進む資源開発、迫る中国の影

実際、デンマークを欲しがったのはトランプやアメリカだけではなく歴史を振り返るといろんな国があるし、今もロシア、中国などの国々は北極海を望む戦略的要衝として天然資源の宝庫として狙っているのは間違いない。

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