皆さんは高速バスをよく利用されますか?
私は学生の時に1度、熊本→神戸間を利用したことがあります。熊本を夜に出て、翌朝午前中に神戸に到着するというものでした。
10年前のことです。当時車内にトイレがないのは普通でした。金額は忘れましたが、その分料金が安かったのは覚えています。幸い渋滞などはなく予定通り2~3時間おきに休憩もありました。
2020年現在はトイレ付のバスは増えましたが、一方でトイレがないものもあります。どちらもバス会社にとっては一長一短があります。賛否両論ありますが、どちらかというとトイレ付きの車両を増やしていこうという流れにあります。
それはそうとまずは、双方のメリットデメリットを考えてみましょう。

トイレ付き車両のメリット
なんといってもトイレがあることです。乗客にとってトイレがあることは大きな安心材料です。
夜間バスに乗ったことがあるかたなら分かると思いますが、ちゃんと寝付くのが難しいです。中途半端に眠りについて、起きた時にたまたま催した、しかも休憩の直後なんてことも起こるかもしれません。
また、もう1つ渋滞という大きな問題があります。高速道路での走行は事故渋滞で1~2時間の遅れなんて往々にして起こります。その際はちゃんと休憩時間にトイレに言った人でさえもトイレが必要となるでしょう。
渋滞中にバスが全く動かず別のバスにトイレを借りにいったなんて事も実際に起きています。
次にトイレ付バスのデメリットです。
一番大きいのは経済的な事情、俗にいう大人の事情です。
トイレを車両に着けた場合、少なくとも無条件で1人分の座席が削られます。たった1席分と思われるかもしれませんが、これが結構大きいのです。東京大阪間で考えると¥5,000~¥10,000変わってきます。
ただでさえ、昨今は乗務員不足です。そんな中それだけの金額が削れるのは無視できません。
渋滞さえなければ、サービスエリアで休憩を取りさえすればトイレは必要ないというのも理には適っています。
渋滞が起きにくい区間だけトイレ無しのバスをつかうなど、使い分けをするのもよいかもしれません。休憩をまめにとるなども効果的でしょう。
トイレがあったところで「においが気なる」や「恥ずかしいから使えない」という人が一定数いるのも確かな事実です。
トイレが近いと聞いて真っ先に思い浮かぶのは高齢者ですが、そもそも体力的にしんどい高速バスに高齢者が多数乘るとは考えにくいです。
まとめ
トイレ付、無しの車両でよしあしはありますが、これはバス会社の考え方につきるというのが結論です。
さんざん語りましたが、私は高速バスに乗りたくないというのが正直なところです。お金はかかっても新幹線はですね。
バスに乗るとしても昼まで夜は絶対乗りたくないです。
最近のトレンドとまでは言えませんが,3~4席分を犠牲にしてトイレをゴージャズにし単価を上げるというのも出てきています。

いずれにせよ、乗客にとって選択肢が増えるというはいいと思います。
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